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【ビデオマニュアルの作成】
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マニュアルのビデオ化
マニュアルのビデオ化は文章、イラスト等で表現される作業手順を、映像化することにより、イメージも含めた擬似体験をすることにある。
文章、イラスト等では伝え切れない部分まで表わし入社前における教育効果を狙うものである。
2-1ビデオ利用のポイント
①ビデオは右脳を刺激する
・情報の二面性
表と裏、感性と数字、言葉を補う人間性、感情の裏付け等、
情報には常に二面性がある。
・受ける側の人間のシステム
右脳……感情、感性に訴える
左脳……論理を言葉で訴える
②ビデオは導入が役目
・ビデオ活用の在り方
ビデオを使い教育訓練をしようとする場合、勘違いしやすいのがビデオが代りに全てをやってくれるという考え方である。
教育訓練に関して言えばビデオは研修を導入するためのツールである。
・補完としてのビデオ
社内報、販売促進ビデオ等は、それ自体で完結。
情報伝達には補完体制が必要
③ビデオ、TVの特長
・ビデオ、TVの強み……編集者の主観をイメージ化して一方的に伝えられる。
動機づけ、感覚に訴える力が強い
想像力、発想を刺激する力が強い
・ビデオ、TVの弱み……時間が制約される。能力の格差により受取り方が異なる。
知識(忘れてはならない)、データ、数字などを
覚えさせるときは、文書を使うとよい。
2-2ビデオマニュアルの制作
①番組作り
・誰に見せるかを絞り込む
Ex.新入社員、パートタイマー、お客様
・5WIHを明確にする
・起承転結にしたがって構成する
Ex.出勤時/朝の業務、午前中の業務、午後の業務、
その他の菓務、終了の業務/退社
・文字を大いに活用する
映像では伝え切れない部分を文字を使い補完する。
・静止画の活用
静止画は、動画と違った効果を上げることができる。
米国の調査会社のデータによると教育の目的の場合70~80%は静止画で良いと
いう結果が出ています。
②動機づけ、やる気を高めるために
・事実をありのまま伝える
俄作りのハイレベルな内容を盛り込まない。
・できるだけ短く伝える
1つのカテゴリーの情報を伝えるのに5~6分位を基準とする。
・全体のポイントが解るように伝える
ポイントを絞って作成する。
・音声を大事にする(覚えさせる)
音声が骨、画が皮
・1人での多くの社員の顔を出す
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